秋の気配を感じ始めた9月。
今月は、市内小学校での環境授業や工場見学の受け入れ、地域イベントへの出店などを通じて、多くの方々と環境や地域について考える機会を持ちました。
さらに、学生や企業との連携を通じて、環境課題への理解を深め、持続可能な社会づくりに向けた発信の場も広がりました。
地域から国際へと広がる活動の中で、「学び」「交流」「実践」を重ねた1か月となりました。
ここでは、その主な活動をご紹介します。
豊川市内小学校 環境授業
9月は、豊川市内の5つの小学校(金屋小学校・千両小学校・桜町小学校・一宮西部小学校・平尾小学校)にて、出張環境授業を実施しました。また、1つの小学校(東部小学校)が工場見学にお越しいただきました。
■9月8日(月) 金屋小学校 環境授業
豊川市立金屋小学校にて環境授業を実施しました。
授業では「ごみの分別」や「パッカー車の仕組み」について学び、児童の皆さんはクイズやゲームを通じて楽しみながら環境について理解を深めていました。
パッカー車の乗車体験では、運転席から見える景色の高さに驚く声があがり、投げ入れ体験では最後にごみが排出される仕組みに興味津々の様子でした。
また、「ごみが身近な生活にどのような影響を与えるか」や「豊川市での分別の種類」についてクイズ形式で学び、ごみ分別ゲームではチームで協力しながら正しく分別する姿が印象的でした。


■9月9日(火) 千両小学校 環境授業
豊川市立千両小学校にて環境授業を実施しました。
クイズや体験を交えながら授業を進め、ごみ分別のポイントやパッカー車の役割を楽しく学びました。
乗車体験では、運転席と助手席からパッカー車の「3つのひみつ」を発見し、車両の構造に興味津々の様子。
また、5キロのごみ袋を実際に持ち上げてみると、「おもたい!」という声があがり、ごみの重さや処理の大変さを実感していました。
ごみの分別講話では、豊川市の分別方法をクイズ形式で学び、「どのごみが資源になるのか」を真剣に考える姿が印象的でした。


■9月12日(金) 桜町小学校 環境授業
豊川市立桜町小学校にて環境授業を実施しました。
授業では、パッカー車のしくみやごみ分別の大切さについて学び、児童の皆さんは体験を通して環境への関心を高めていました。
パッカー車の乗車・投入体験では、運転席や助手席に乗ったり、ごみを一生懸命投げ入れたりしながら、車両の動きを間近で体感。
「パッカー車って初めて見た!」という声も多く聞かれ、実際にごみが排出される様子には驚きの声が上がりました。
また、全国各地のユニークなアニマルパッカー車の紹介では、「かわいい!」と歓声があがり、大いに盛り上がりました。
後半のごみ分別ゲームでは、チームで協力しながら正しく分別に挑戦。「危ないごみをうっかり捨てると火事になるかも…」という意見も出るなど、児童たちの気づきが多く見られました。


■9月19日(金) 一宮西部小学校 環境授業
豊川市立一宮西部小学校で環境授業を行いました。
授業では、普段見慣れないパッカー車を実際に観察し、「ごみがどうやって運ばれ、どんな仕組みで処理されるのか」を学びました。
また、クイズを交えながら分別のルールを確認し、「燃えるごみ」と「資源ごみ」の違いを改めて意識する場面も。
児童の皆さんからは「分けるのって大事なんだね」「家でも気をつけたい」といった感想も聞かれ、身近な行動を見直すきっかけとなりました。


■9月25日(木) 平尾小学校 環境授業
豊川市立平尾小学校にて環境授業を実施しました。
目の前で動くパッカー車に歓声をあげながら、児童の皆さんはごみの分別やリサイクルについて楽しく学んでいました。
パッカー車の乗車・投げ入れ体験では、実際に運転席に座ったり、ごみを投げ入れたりしながら車両の動きを体感。
「楽しかった!」「思ったより高い!」といった声があがり、会場は大いに盛り上がりました。
また、テラノさんによる講話では、メモを取りながら真剣に話を聞く児童の姿が見られ、ごみの分別やリサイクルの大切さを改めて学ぶ機会となりました。


■9月26日(金) 東部小学校 工場見学
豊川市立東部小学校の4年生の皆さんが、加山興業の工場見学に来てくれました。
見学では、リサイクルの流れや機械の動きを間近で見ながら、廃棄物が資源へと生まれ変わる仕組みを学びました。
工場内では、実際に機械の実演を見学したほか、コンテナヤードでは太陽光パネルから取り出されたガラスや銅ナゲットにも触れていただきました。
また、みつばちクイズでは、「すごい!」「知らなかった!」といった驚きの声も上がり、子どもたちの関心の高さがうかがえました。
児童の皆さんは、熱心にメモを取りながら見学を楽しみ、リサイクルや環境問題について考えるきっかけとなったようです。




9月も多くの小学校で環境授業や工場見学を実施し、児童の皆さんにごみの分別やリサイクルの大切さを伝えることができました。
子どもたちの真剣な表情や素直な疑問、そして新しい発見に出会うたびに、私たちも改めて環境教育の重要性を実感しています。
今後も地域の皆さまとともに、次世代へつながる環境学習の機会を大切に育んでまいります。
キッチンカー出店
■9月3日(水) 本町ナイト
豊川駅前・表参道にて開催された「第11回 本町ナイトにキッチンカーで出店しました。
当日はカラオケ大会やステージイベントで大いに賑わい、会場全体が笑顔と活気に包まれました。
キッチンカーでは、はちみつドリンクや軽食を販売。立ち寄ってくださったお客様との会話も弾み、地域の方々との交流を楽しむひとときとなりました。
夜風が心地よい中、音楽や笑い声に包まれながら、夏の終わりを感じるイベントとなりました。


■9月3日(水) – 4日(木) 豊川信用金庫 三蔵子支店30周年祭
会場には多くのお客様が来場し、地域の皆さんとの温かい交流の場となりました。
当日は、人気のはちみつレモネードをはじめとしたドリンクを販売。ミニサイズもご用意し、ちょっとした休憩や喉の渇きを癒す一杯としてご好評をいただきました。
また、防災月間にあわせた非常食の配布も実施。実際に味わっていただくことで、「いざという時の備え」について考えるきっかけとなりました。
地域の皆さまと笑顔で語らいながら、環境・防災・地域貢献のつながりを感じる一日となりました。


■9月21日(日) 荷互奈マルシェ
雲ひとつない秋晴れのもと、「荷互奈マルシェ」にキッチンカーで出店しました。
会場は家族連れやツーリング途中の方などでにぎわい、秋空の下で終始明るい雰囲気に包まれました。
当日は看板メニューのはちみつレモネードを中心に販売し、暑さの残るこの季節にぴったりの一杯として大好評。
来場者の方々は、地域で作られている名物「焼肉のたれ」などの特産品にも興味を持たれ、地元の魅力を再発見する機会にもなりました。
地域の皆さんと直接交流しながら、ecolocleとしても多くの笑顔に出会えた一日となりました。


■9月27日(土) 東三河ヤクルトお仕事見学会
東三河ヤクルト販売株式会社の採用イベントにて、キッチンカーで出店しました。
会場は新城センターで開催され、多くの来場者でにぎわいました。
当日は、はちみつレモネードなどのドリンクを販売し、参加者の皆さんにリフレッシュしていただきました。
イベントにはヤクルトマンも登場し、子どもたちを中心に大人気。記念撮影やふれあいの時間もあり、終始和やかな雰囲気に包まれました。
来場された皆さんとの交流を通して、明るく温かな時間を共有することができました。


9月は各地でさまざまなイベントに出店し、多くの方々との交流を通して地域の活気や人のつながりを感じることができました。
はちみつレモネードをはじめとしたecolocleのメニューを通じて、環境への想いや地域への感謝を届けることができたと思います。
今後も地域に寄り添い、笑顔あふれる場づくりに貢献してまいります。
9月4日 SDGs Students Dialogue Expo 2025(SSDE)
環境省が主催する国際共創プロジェクト「SDGs Students Dialogue Expo 2025(SSDE)」の成果発表会が開催され、加山興業が日本企業の一社として参画しました。
本プロジェクトは、日本と海外の学生が国際チームを組み、企業と連携しながらSDGsに関する環境課題の解決に挑む取り組みです。
加山興業からは、
・環境教育の普及企画
・資源循環アイテムの企画
・生物多様性を担う里山施設でのアクティビティ企画
の3つのミッションを提示しました。





4月から学生チームとの対話を重ね、成果発表会ではそれぞれのチームが独自の視点からミッション解決案を発表。発表後には、学生代表と弊社代表によるパネルディスカッションも行われ、環境課題に対する熱意ある意見交換が行われました。
今回の取り組みを通じて、次世代を担う学生との連携の大切さを改めて実感するとともに、今後の環境教育や資源循環の新たなプロジェクト創出につながる貴重な機会となりました。
9月14日 豊橋中央高校ゴミ拾いボランティア
毎年恒例となっている豊橋中央高校主催の「リアカーボランティア」海岸清掃に、今年も参加しました。
今年の清掃場所は豊橋総合スポーツ公園アクアアリーナ裏の海岸。残念ながら初日の土曜日は雨天により中止となりましたが、翌日の日曜日は天候にも恵まれ、多くの生徒や一般ボランティアの方々が参加し、汗を流しながら清掃活動に取り組みました。
活動では、ペットボトルや缶、発泡スチロールなどさまざまなごみを回収。最後には高校生の皆さんと協力しながら分別作業を行い、集めたごみをコンテナへ投入しました。




この活動を通して、ごみを正しく分別し、捨てることの大切さを改めて実感するとともに、地域の環境保全への意識を共有する貴重な機会となりました。
今後も、すべての生き物にとってやさしい環境づくりを目指し、こうした地域活動に積極的に協力してまいります。
9月13日 – 14日 伊良湖トライアスロン
愛知県田原市で開催された「トライアスロン伊良湖大会」にて、出店を行いました。
会場の伊良湖緑地(伊良湖クリスタルポルトすぐそば)では、全国から集まった選手や応援の方々でにぎわい、前夜祭から大会当日まで熱気に包まれました。
テントブースでは、爽やかな酸味が人気のはちみつレモネードをはじめ、ボリューム満点のホットドッグやフランクフルトなどを販売。
レースに挑む選手のエネルギー補給や、応援の合間のリフレッシュとして多くの方に立ち寄っていただきました。


大会当日は朝から快晴に恵まれ、スイム・バイク・ランそれぞれの競技に挑む選手たちの姿に、観客からは大きな声援が送られました。
当社からは解体部の柳松さんも選手として出場し、最後まで全力で競技に臨みました。
ecolocleスタッフも声を合わせて応援し、スポーツと地域が一体となる熱気に包まれた二日間となりました。
選手・応援者・地域の方々との交流を通じて、人と人のつながりやイベントの力強さを改めて感じる出店となりました。
9月17日 IPG SDGsセミナー
名古屋を拠点とする産業廃棄物専門家集団 IPG(Industrial Professional Group) 様の定例勉強会にて、SDGsカードゲームセミナーを実施しました。
今回は、経営者および中堅社員の方々を対象に、
・サステナビリティが求められる社会構図
・企業が実践する上での具体的なアクション提案
の2点に重点を置いたプログラムを構成しました。


参加者の皆様は積極的に意見交換を行いながら、カードゲームを通じて楽しみつつも真剣にSDGsの本質を学ばれていました。
「新しい視点を得られた」「自社での取り組みに生かしたい」などの声も多く寄せられ、企業のサステナビリティ推進に対する関心の高さが感じられる時間となりました。
今後も加山興業では、環境・教育・産業をつなぐ学びの場づくりを通じて、地域や企業の持続可能な発展に貢献してまいります。
9月22日 – 26日 豊川市立中部小学校 ゴミアートづくり
豊川市立中部小学校にて、海洋ごみをテーマにした環境授業と「ごみアート」づくりを実施しました。
1時間目では「どんなごみが海にたどり着くのか?」をテーマに、グループワークを通して意見を出し合いながら海洋ごみの実態を学びました。
児童の皆さんからは「身近な生活の中にも原因があるかもしれない」「川から流れていくごみもある」など、想像力豊かな意見が多く寄せられました。
2時間目は、豊橋中央高校の生徒たちが海岸清掃で回収したプラスチックごみを活用した図工の時間。
児童の皆さんは実際にごみを手に取り、「こんなものが海に流れ着くんだ!」と驚きながらも、「この形が魚に見える!」「色がきれい!」と夢中で素材を選び、海の生き物をモチーフにしたアート作品を制作しました。




10月の展示に向けて、どのクラスも集中して作品づくりに取り組みました。
「ごみはきちんと分別して捨てよう」「海や自然を汚さないようにしよう」
小さな気づきと行動の積み重ねが、海や地球を守ることにつながります。
今回の活動が、子どもたちにとって環境について考えるきっかけとなり、心に残る学びの時間となりました。
あいちマイスター YOU休ナビに掲載されました
この度、愛知県が運営する働き方改革推進サイト「あいちマイスター YOU休ナビ」に、加山興業が掲載されました。
インタビュー記事では、以下のような当社の取り組みが紹介されています。
・有給休暇取得率80%を実現する仕組み
・社員のライフイベントを支える休暇制度
・柔軟な働き方への取り組み

加山興業では、社員一人ひとりが安心して働ける環境づくりを目指し、ワークライフバランスの実践とウェルビーイング(心身の健康と幸福)の向上に取り組んでいます。
制度だけでなく、職場全体で支え合う文化を育むことを大切にし、今後も持続可能な働き方の実現を目指してまいります。
▼インタビュー記事はこちら
https://aichi-meister.pref.aichi.jp/interview/detail/3
JLCPに賛助会員として加盟いたしました
加山興業は、持続可能な脱炭素社会の実現を目指す日本独自の企業ネットワーク「Japan Climate Leaders’ Partnership(JLCP)」に参画しました。
JLCPは、業種や企業規模を超えて集まった企業が、情報共有や共同発信を通じて脱炭素の取り組みを広げることを目的とした団体です。
当社ではこれまでも、
・中小企業版 SBT 認証の取得
・RE100 宣言の達成
など、具体的な目標設定と実行を通じて、環境負荷の低減に取り組んできました。

今後も、2050年のネットゼロ実現を目指し、脱炭素および資源循環をはじめとする環境経営をさらに推進してまいります。
企業の枠を超えた連携の中で、持続可能な社会づくりに貢献していきます。
▼JLCP公式サイトはこちら
https://japan-clp.jp/
[執筆]経営企画室 城所俊輔
[投稿]投稿日 2025年10月15日